彼のスマホの調子が悪く

LINEで連絡が取れなくなった彼に

私のiPhoneをしぶしぶあげることになった

その2日後のやりとりです。

「今日仕事終わったら

バイクで会いにいこうかな」

『でも遠いよーー？

大丈夫なの？？』

『そっちの方ちょっといこうか？』

『電車ある時間までしか居られないけど』

「でも遅くなっちゃうと思うから

monoの家の近くまでいくよ」

『そしたらiPhone渡せるもんね』

『じゃあ〇〇駅の近くまで来てくれる？』

「了解！」

そんなにiPhoneがほしいのか。

それがなきゃわざわざ仕事の後

会いに来るわけない。

仕事が忙しく、職場も近い彼が

以前のように私とデートするのは

難しいのは分かってるけど

欲しいものがあると来るのか…

なんだか複雑な気持ちになりました。

LINEがアップデートできなくなったとは

聞いていましたが、

「通知した瞬間しか返信できないの」

とか訳分からないことを言われ

より面倒くさくなっていました。

彼は既読スルーはしますが

朝送ったメッセージが

未読のままほぼ1日が経つのは珍しい。

あれ？ほんとに使えないのかなと思っていた頃

久しぶりにショートメールが送られてきました。

元々彼とは最初ショートメールで

やりとりしていたので

ちょっと懐かしかったりもしましたが

絵文字は打てないし、

スタンプもおせない。

ただの白黒の文字がつまらなくて

盛り上がる話もないし

ただただ不満がたまっていきました。

『ショートメールだと

絵文字もスタンプもないし

つまんないよー』

『LINEでやりとりしたいよー』

「予備のスマホがあるんだけど

子供のゲーム用に渡してるから

それは使えないんだよね」

『スマホ新しくしたら？』

「新しくすると契約プランが

なんちゃらかんちゃら…」

あーーめんどくさいーーー（独り言です）

『じゃあ私の古いiPhoneつかう？』

「いいの？」

『傷ついててもいいんなら…』

「monoのなら全然だよ

うれしいーー！」

『じゃあ今度会うとき持ってくね』

「ありがとう」

結局、彼の粘り勝ちでした。

でも仕事がとても忙しそうな彼なので

まぁすぐには会えないだろうし

決まってからでいいやと思っていました。

彼のスマホはとっても古く、

長いこと使っていたそうです。

という私も3年近く使っていたので

充電の減りも早いし

容量もパンパンだったので

機種変することにしました。

それを彼に告げたところ、

「前のiPhoneどうするの？」

『データ移行もしなきゃだし

しばらくはおいとくかなぁ』

「そっかぁー」

「最近スマホの調子が悪いの。

古すぎてLINEもアップデートできなくてさ」

『そんなに古かったんだねー

びっくりーー！』

やりとりをしていて

彼は私の古いiPhoneがほしいのだと

何となく伝わってきたので

あえて気が付かないようにしていました。

その頃いろいろ面倒くさくなっていて

機種変すると共に彼とも

バイバイしちゃおうかなと思ったり、

それに人のスマホをお下がりで使うなんて

なんか気持ち悪いなと思ってしまったり…

浮気相手（私）のスマホを家に持ち込む

神経がよくわからなくて

色もピンクだし…

中古と思えばまぁいいのかもしれませんが

気持ちよくあげる気にはなれませんでした。